こんにちは。イッシキです。

 

なんとはなしにネットを徘徊していたら、「ツレがうつになりまして」という文字を見ました。

 

そういえばそういうタイトルの映画がありましたね。

 

でもこの映画が公開されたときちょっと興味はあったのですが、私自身はというと映画なんか観てる余裕もない状態でした。

 

まあせっかくこの映画のことを思い出したので、遅ればせながら観てみました。

 

ちなみにこれ、ツタヤでレンタルするか、動画レンタルサイトでレンタルしようか迷ってたんですけど、なんとアマゾンプライムビデオでタダで観られました。

 

借りても100円でしょうけど、借りる時と返す時、わざわざ外出しなくて済むというのがありがたかったです。

 

アマゾンプライムビデオ、安いのに観たいものが揃ってるというありがたいサービスです。

 

閑話休題。

 

「ツレがうつになりまして」なんですけど、リアリティがないなあというのが正直なところです。

 

私の場合はうつ状態だけじゃなくて、躁状態も入ってたからなのかもしれませんが。

 

この映画では夫婦が主人公で、ツレというあだ名の夫がうつになります。

 

(嫁さんは「ハルさん」と呼ばれていました。)

 

ツレはうつになったせいで、亀のように布団に潜り込んで「申し訳ない申し訳ない」と謝ったり、嫁(ハルさん)の機嫌を損ねたから風呂場で自殺を図ったり・・という具合なんですけど・・・私のとは違うなあ、というか。

 

私のときは「申し訳ない」と思う余裕もありませんでした。

 

布団に包まってたときは、とにかく何も考えられませんでした。

 

何も考えられず、意味不明な恐怖だけが襲って来ました。

 

これが躁転すると、世の中の全てが憎くなりました。

 

自分のことが欠陥品だとしか思えず、自分も憎かったです。

 

ん・・・?

 

自分が欠陥品だとしか思えてないってことは、やっぱり周りに対して申し訳ないという気持ちだったのかな。

 

まあそんな状態だったので、誰もこない山奥のようなところで、大声を上げながら棍棒で木を殴りまくってました。

 

爪が剥がれるほど、引っかきむしったこともあります。

 

自分が嫌いなので、そんな自分を殺してくれるような大きな獣を探しに、夜中に山を徘徊してたこともありました。

 

夜中なら、獣だって寝てるでしょうに、そんなことも考えられなかったんでしょうね。

 

また映画では、ハルさんに怒られたツレが自殺を図ったところに、ハルさんが来て自殺を思いとどまるというシーンがありました。

 

でも、このシーンもあまりに「これ見よがし」すぎると思うんです。

 

ハルさんに怒られたから、そのまま風呂場に行って自殺を図ろうとするとか。

 

「俺が死ぬのはお前のせいだからな」と言わんばかりです。

 

そうじゃなかったとしても、身近に、それも物理的にも身近に嫁さんがいるのに、風呂場で自殺なんて図ろうとするもんでしょうか。

 

普通(いや、異常な状態なんですけど)なら、誰もいないところを探すと思うんですよね。

 

私も自殺マニュアルを買ったり、ヘリウムに値段を見たりしてましたけど、実行するとしたら人がいないところを選んでたと思います。

 

夜中に山の中を徘徊してたのも、そんな時間、そんな場所に人など来ないと思ってのことでした。

 

とにかく私の場合はこんな感じで、動けないときは恐怖で何も考えることができず震えており、動けるときは狂ったように(人が来ないところで)暴れてたんですね。

 

そしてこんな状態だった私は、全ての友人と手を切りました。

 

迷惑をかけてしまうし、無様な自分を知られたくなかったからです。

 

対して、映画の主人公夫婦は私みたいに手を切るようなことはなく、無様な醜態を晒していました。

 

でも、ハルさんはツレがどんなにひどくなっても笑顔を絶やさず、病気がよくなるように頑張っていました。

 

ここでも私は違和感を覚えたんです。

 

これ、本当にこんなふうにうつの人の面倒を見てたら、面倒を見てる側もうつになると思うんですよね。

 

上述の自殺未遂みたいなことを続けられたら、誰だって壊れていくと思うんですよ。

 

ですから私は、ラストのオチは夫婦で仲良くうつになって「頑張っていこうね」みたいな感じじゃないかな、と思ってたんですけど、普通にツレがよくなっていって、ハッピーエンディングみたいな感じでした。

 

まあこのエンディングから考えて、この映画が言いたいことは、「うつは誰でもかかる病気」「まわりが理解してあげて、支えてあげましょう」ということだったのだと思います。

 

なので、私みたいに一人でいる人はどうしたらいいのか、なんてことはまったく教えてくれません。

 

つくづく、私の躁うつがひどいときに観なくてよかったと思います。

 

多分この映画を当時の鬱屈した気持ちで観ていたら「一人でしかないお前は死ね」と言われてるような気持ちにも陥っていただろうとさえ思います。

 

とはいえ、全体的な感想としては「リアリティがない」ということでしたが、部分部分では「ああ、わかるわ」というところはありました。

 

たとえば「全てがぶっ壊れろ」というような思い。

 

まあ映画では「すべて停電になれ」くらいしか言ってませんでしたけど。

 

「地球に隕石でもぶつかれ」とか言ってたら、映倫にでも触れたのかもしれませんね。

 

あと、「病気であることが恥ずかしくて誰にも言えなかった」という部分。

 

これも思い当たる節がありますね。

 

誰にもいえないし、自分で認めたくもない。

 

そんな気持ちです。

 

でもこちらの記事でも書いていますけど、「自分が病気であることを認める」というのは、病気を治す上で最初の一歩だと思っています。

参考記事⇒うつ病、躁うつ病から立ち直るには① 病人である自覚を持て

 

そのへんは映画でもうまく表現してくれていたのではないかなと。

 

まあ、あくまでこれは私の経験と照らし合わせたときの感想です。

 

この映画を観て「感動しました」という人も多いみたいですし、むしろAmazonとかでの評価は高いです。

 

ですから、映画として観るのはいいんじゃないかと思います。

 

でも「これがうつ病だ」と思って観て、観終わってからうつを知った気になるのは駄目なんじゃないかとも思うのです。

 

もし自分がうつかも、と思った人がいれば、この記事を参考にして頂ければと思います。

 

参考記事⇒うつ病、躁うつ病から立ち直るには① 病人である自覚を持て

 

 

 

 

 

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