こんにちは。イッシキです。

 

鬱などの精神疾患にかかってしまったときに生じる大きな問題が「周りの理解」です。

 

職場であったり、夫であったり妻であったり、親であったり子であったり。

 

そうした身の周りの人に理解してもらえないという状況が、なかなか厄介なものになってきます。

 

わかってもらえないのは、当然と言えば当然です。

 

なにせ心の中の話ですからね。

 

周りの人には全く見えないわけです。

 

嘘をついてるとか、大げさに言ってるだけだと思われるかもしれませんし、「俺だって辛い経験くらいしてるんだよ」と逆に怒られるかもしれません。

 

で、こういうときにどうやって周りに理解をしてもらえばいいのだろうということを考えてしまうのですが、私がたどり着いた答えとしては「理解してもらうのは不可能」という事です。

 

本当に身も蓋もないことを言ってしまっていますが、おそらくこれが答えだと思います。

 

私も、何度もわかってもらおうと必死に説明してきました。

 

たとえば「なにもないのに突然すべてのことが恐ろしくなって、体中がガタガタ震える。」というような症状を言ったとします。

 

当然「なんでそんなことになるんだ?」という疑問が返ってきますが、自分だって理由なんかわからないわけです。

 

だったら当然、自分以外の人が理解できるはずもないんですよね。

 

理由がわからないのに、ただただ「震えるほど恐ろしい」とだけ言われただけで理解しろというのは、それも無理な話なんだと思います。

 

「じゃあもうどうしようもないのか?自分の辛さをわかってもらえないまま苦しまなければならないのか?」というと、そんなことはありません。

 

私もずっとそう思っていたのですが、わかってもらう、ということの前提と定義を少し変えるといいんだと気づきました。

 

つまり、まず「わかってもらうのは不可能」だということを前提にします。

 

そして「わかってもらう」ということを「100%自分の心の辛さをわかってもらう」ではなく、「わかろうとしてくれる姿勢を持ってもらう」という風に定義するんです。

 

少し妥協する形にはなりますが、これだけで周りの人達の自分への理解に対するハードルはかなり下がります。

 

そして自分自身も「完全にわかってもらう必要はない」と考えているので、自分のことを説明するときでも必死にならずに済みますし、わかってもらえないということによるストレスを溜め込まずに済みます。

 

それでいて、周りの人はわかろうという姿勢は持ってくれているので、自分にできないような無茶な要求はしてこなくなることが期待できます。

 

じゃあどうやって「わかろうとしてくれる姿勢を持ってもらう」のか、ということになりますね。

 

これは誰が見ても明らかに「鬱で悩んでいる」とわかる証拠のようなものを作るのが良いかと思います。

 

カンタンに言ってしまえば医者の診断書とか薬です。

 

口で「私は車を運転できますよ」と言ったところで運転免許証を所持していなければ誰も認めてはくれません。

 

逆に運転免許証を持っていれば、何も言わなくても車を運転できることは皆が認めてくれますよね。

 

それと同じ理屈です。

 

まず、わかってもらうとかいう以前に、証拠を取り揃えて自分の言ってることが嘘ではないと証明し、相手に耳を傾けさせるんです。

 

とはいえ、診断書ってかなり簡潔に書かれていますし、最近では結構カンタンに出してくれる所も多いと聞きます。

 

だからそれを読んだところで信用などしてくれないパターンもありえます。

 

その時は、一度相手と一緒に診察を受けに行くといいでしょう。

 

そして、医者の口から直接話してもらうんです。

 

私がサラリーマンだった頃、休職のために診断書を書いてもらいましたが、上司に更に納得してもらうため、医者に予め時間を空けてもらうようお願いし、その時間に上司から電話をしてもらいました。

 

こうなると上司も私の状態を勝手な憶測で判断するわけにはいかなくなります。

 

それで休職が認められました。

 

私の場合はこのように職場の人にわかってもらうよう働きかけましたが、家族などに対しても同じです。

 

自分の口だけで説明したときに「怠けてるだけじゃないのか?」と陰口を叩かれたとしても、このようにすれば相手がこちらの言うことに耳を傾けざるを得ない状況を作り出せます。

 

そしてこれは同時に「わかろうとしてくれる姿勢を持ってもらう」という状態に持ち込めたわけです。

 

つまり、この時点で目標は達成したことになります。

 

繰り返しますが、これ以上のことは望まないようにしてください。

 

ここまで来ても、更に「もっとわかってもらいたい」「自分は辛いんだ」と思う気持ちはわかります。

 

ですがそれは不可能です。

 

でもここでガッカリする必要もありません。

 

体験してみればわかりますが「わかろうと思ってくれる」ということは、それだけで力になります。

 

とくに家族などが自分のことをわかろうとしてくれたら、本当にありがたいと感じるようになります。

 

仮に相手が、嫌々、渋々という形でこちらの言うことに耳を傾けたとしても、まったく耳を貸さなかったときより状況が悪くなることはありません。

 

寛解に向けて、少しでも良い環境を手に入れることができたのだ、という方向に考えることはできるはずです。

 

そうした状態に持っていっただけで、かなりの前進を感じる事ができると思います。

 

もちろん鬱がひどい状態のときに、ここまで行動するのは不可能だということはわかります。

 

ですから調子が悪いのに無理をするのではなく、少しでも気分がいいとき、通院日などに、思い切って精神科医に相談だけでもしてみるのが良いかと思います

 

⬇応援ポチをしていただけたら、とても嬉しいです。






「場所」「時間」を選ばずにできる仕事に興味を持ったら、こちらをクリックしてみてください。
その概要が記されたページに飛びます。